hawks method

福岡ソフトバンクホークスの育成方針

ホークスメソッド

福岡ソフトバンクホークスは、球団が考える育成の考え方を『ホークスメソッド』として定め、選手育成に取り組んでおります。

ホークスが考える指導者の役割

主役(選手)の意志を尊重し、一人ひとりに粘り強く寄り添う

主役は選手。みんな顔が違うように、選手1人1人、違う思いを持っている。
その思いを尊重し、共に寄り添おう。

1

選手をよく「観」よう

何が得意で何が苦手か。1人1人をきちんと観ます。

2

「長所」を見つけ、伸ばすことを助けよう

強み・長所が自信になる。良いところを積極的に見つけ、伝えていきます。

3

「気づき」を与え、自ら考えることを促そう

自分で考え、自分で課題を見つけられる子供たちを育てていきます。

4

小さな「成功体験」を重ねて、やる気を引き出そう

「できた」「やり切った」を大切に、モチベーションを高める指導をします。

5

「競争」や「挑戦」を通じて、成長を加速させよう

健全な競争意識は成長を促す。友達や自分と楽しく競争できるしかけをとり入れます。

6

過去の経験や知識にとらわれず、「学び」続けよう

プロ野球界で培った経験だけでなく、こどもたちに役立つ知識を学び続けます。

7

周りと連携し、みんなで「育成」しよう

コーチ・保護者、みなさまと一緒に子供たちを育てていきます。

ホークスメソッド七か条に基づく
指導者の行動指針

野球指導者の役割は、「主役(選手)の意志を尊重し、一人ひとりに粘り強く寄り添う」こと

主役(選手)の意志を尊重し

  • 主役は選手であること、「プレイヤーズファースト」が指導の大前提
  • 「この子はこうしたほうが良い」と指導者が思っても、最後に決めるのは選手であることを常に忘れないようにしよう

一人ひとりに

  • 選手みんなそれぞれ違う特徴や思いを持っている
  • 限られた指導時間のなかでも、一人ひとりに向き合う気持ちを持とう

粘り強く寄り添う

  • 指導者にとっては簡単なことが選手にはなかなかできないことが常にある
  • 指導者も苦労して野球が上達したことを思い出し、我慢強く指導し、上達のよろこびを一緒に分かち合おう

第一条:選手をよく「観」よう

  • プレイヤーズファーストを実現するためには、選手のことをよく知ることが第一歩
  • 何が得意か、何が苦手か、練習を楽しんでいるか、困っていることはないか、限られた指導時間のなかでも、一人ひとりの選手をよく観よう
  • 練習への取り組み姿勢、チームメイトとのコミュニケーション、コーチとの会話、保護者との会話、測定会の結果、様々な角度から選手を観よう

第二条:「長所」を見つけ、伸ばすことを助けよう

  • 野球は一人ひとりの長所を活かして誰もが主役になれる場面が回ってくるスポーツ
  • ホークスが強い理由の一つは、長所を伸ばし、活かした選手が集まっていること
  • 選手の良いところを積極的に見つけ、伝え、伸ばしてあげるようにしよう
  • 一方で、野球を楽しむためには基礎技術を身に着けることが必要不可欠。子どもたちに基礎の大切さを伝え、自身の苦手なことにも向き合わせてあげよう

第三条:「気づき」を与え、自ら考えることを促そう

  • 教え方には二つあり、選手の成長段階に応じて使い分けよう
    ティーチング/正しい知識や技術を「教えること」(基礎技術を教えること)
    コーチング/コミュニケーションを通じて選手から課題や答えを「引き出すこと」
  • 野球を上達していくためには、選手が自分で考え課題を見つけられることが重要
  • どうしたらうまくできる?何が課題だと思う?と選手に問いかけたり、ヒントを出したり、コーチングをうまく活用しながら「気づき」を与えよう

第四条:小さな「成功体験」を重ねて、やる気を引き出そう

  • 成功体験が、成長へのモチベーションを高める一番のきっかけ
  • 甲子園で活躍するといった大きな成功体験は誰でもできることではないが、「できないことができるようになる」「決めたことをやり切る」といった小さな成功は誰もができる
  • 日々のスクールでの練習、一つひとつの練習メニューに目標をもって取り組ませよう
  • 選手の小さな成功体験を見つけて、積極的に褒めよう

第五条:「競争」や「挑戦」を通じて、成長を加速させよう

  • ホークスが強い理由の一つは、チーム内に常に競争があること
  • 子どもにおいても健全な競争意識は成長へのモチベーションとなる日々の指導に、選手たちが競い合って互いを高められる仕掛けを取り入れよう
  • 他人との競争だけではなく、昨日の自分との競争・自分への挑戦がより一層大切であることを選手に伝え、一つひとつの練習メニューに目標をもって取り組ませよう

第六条:過去の経験や知識にとらわれず、「学び」続けよう

  • 選手と指導者は異なる仕事。選手から指導者になったら、現役選手時代の経験を大事にしながらも、新たに一から学び直す気持ちで取り組もう
  • 選手育成に関する情報や研究は日々進化しており、ホークスも常に最先端を追い求めている。子どもの発達段階に適したトレーニング、エクササイズ、栄養学、技術の新たな指導方法など、選手の成長に役立つ様々な知識を、常に学び続けよう

第七条:周りと連携し、みんなで「育成」しよう

  • ホークスは指導者が一人で一人の選手を育てるのではなく、首脳陣、育成部、データサイエンス、ハイパフォーマンス、など様々な部門が連携している
  • 子どもの指導においても一人で抱え込まず、同じクラスの同僚・先輩コーチはもちろん、保護者、球団内の専門家、球団外のネットワーク、など多くの人の知恵や助けを借りながら、選手を育てていこう
この指導方法でベースボールスクールを行っております。
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